概要
最近Rust言語というのが流行りつつあるようです。
Rust言語は速度、並行性、安全性を言語仕様として保証するC言語、C++に代わるシステムプログラミング(英語版)に適したプログラミング言語を目指している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Rust_(プログラミング言語)
実行時速度性能はC言語と同等程度である。強力な型システムとリソース管理の仕組みにより、メモリ安全性が保証されている。
Rustは2016~2019年の間Stack Overflow Developer Surveyで「最も愛されているプログラミング言語」で一位を獲得し続けている。
私は、この言語で作られたpy-spyというpythonのパフォーマンスのデバッグツールを改造したいという思いがあり、これから少しずつ調べていこうと思っています。本記事ではrustをインストールしてコンソール上にhello-worldを出力するまでの処理を公式のチュートリアルを見ながら実際に動かし、その結果を記載しています。
インストール方法
Windowsの場合、公式サイトからインストーラをダウンロードするか、chocolateyを使ってインストールするのが簡単だと思います。私はchocolateyの以下コマンドでインストールしました。
#buildツールをインストールしていない場合は以下も実行 #choco install visualstudio2019buildtools choco install rust choco install rustup #※
インストール後、コマンドプロンプト上でcargoやrustcと叩いて応答があればインストールは完了です。
※2020/04/18追記
rustのインストールだけだと、公式からインストールした場合に入るrustup(クロスコンパイルしたい場合等に使う機能)という機能がインストールされないので、必要に応じてrustupも入れた方がよさそうです。
Hello-world出力方法
rust言語では、hello-worldを出力するためのサンプルを呼び出せるように作られています。
#入力 cargo new hello-rust #出力 Created binary (application) `hello-rust` package
上記コマンドを実行すると、hello-runというディレクトリが作成され、その中に必要なファイルが作成されました。そこでrunをするとHello, world!が表示されました。
#入力 cd hello-rust cargo run #出力 Compiling hello-rust v0.1.0 (C:\Git\hello-rust) Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.97s Running `target\debug\hello-rust.exe` Hello, world!
まとめ
インストールからHello-worldまでは簡単に実行することが出来ました。これからこれらの中身を理解していきながら、pythonで言えばこういうコード、というまとめ方をしていきたいなと考えています。